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日々のお菓子をつくる “yaskesunfood”

#ショップ

2018.02.06 14:02

日々のお菓子をつくる“yaskesunfood”

下高井戸駅から少し歩いた住宅街に“yaskesunfood”がある。
営業日は水曜日と土曜日の週2日のみだ。
月末の水曜日14時過ぎを狙って“yaskesunfood”に向かった。
スコーンの焼きあがりとともに列ができる。
すぐになくなってしまうスコーンの焼き上がりが14時過ぎあたりなのだ。

本当に住宅街にポツっとあり、店頭での販売のみでガラスの向こうに焼き菓子が並んでいる。
店頭販売のみとはいえお菓子づくり、販売すべて店主のおおうらさんが1人で行っている。
休みの日に仕込み、営業中の仕込みはスコーンのみと1人ならではの営業方法だ。
水曜日にはお弁当の販売もあり、こちらもオープンとともに早くに売り切れてしまう。
お弁当はスペイン料理研究家の“おおつきちひろ”さんのものだ。
少量で人気のため12時過ぎには売り切れるので、こちらはオープンすぐに行くほうが良さそうだ。

そして人気のスコーン。
この日は「プレーン」と「ココナッツカランツ」の2種。
オープンし、お弁当の列をさばいたらスコーンの準備をし焼くと14時過ぎにスコーンが焼きあがる。
そんな話を聞いているとお客さんの列ができだした。
14時半、近くの小学生たちの下校時間というのもありお店の前が賑やかだ。
近くに住んでる方が大半で、毎週来ているという方もいる。
世間話をしながらも、てきぱき包んでいるのを見ると、ケーキを仕込む暇なんてないなと分かる。

スコーンの他にも「ガトーバスク」、「タルト オ ポム」、「パウンドケーキ8種」、「クッキー数種」用意されている。
スコーンももちろんだがガトーバスクやクッキーなど今日は何にしようかと悩んでいるお客さんの姿が見られた。
どれも300円以内なのでお手軽でまとめて買いたくなる。手土産での利用にも良さそうだ。

味はもちろん間違いなしに美味しい。
“やさしい味”をなんと表現すれば良いか難しいが、奇抜な味がするわけでなく、かといってシンプルで素朴ともいえない。
くどくない甘味があり、香りを感じられ、素材の味がする。
ガトーバスクの中のしっとりさと表面のさっくりのバランス、クッキーのほろほろとした食感、パウンドケーキのしっとり感、食感もそれぞれ楽しめる。
「日々のお菓子」というのをコンセプトにしているyaskesunfoodだからこそ、価格帯も低く
毎日食べられる美味しさなのだろう。
商品もだが店内の見えないところまでほっこりするお菓子屋さんだった。

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