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汚れや色移りでさえ格好良い、使い古したくなるN/noのバッグ&小物

#ブランドニュース

2017.12.04 15:52

汚れや色移りでさえ格好良い、使い古したくなるN/noのバッグ&小物

絵画用のカンヴァスを使用したバッグや小物を製作している“N/no”
真っ白で無駄なものが付いていない削ぎ落とされたデザインが印象的だ。
N/noの商品は使い込むことにより、変化をたのしみながらオリジナルの作品を作っていく行為に近い。
カンヴァスは、リネンに白い塗料を塗ったもので、裏はナチュラルなリネンの色だ。
N/noのカンヴァスにはより純白に近いものが使用されている。
白いものは汚れを気にして敬遠される事もあるが、色移りや汚れさえも絵具に見立て、描く様に使ってもらいたいという思いで純白にされている。
実際に直接絵など書いてもらっても構わないらしい。

N/noを運営する“3GRRR”の田中さんはカンヴァス商品に至るまで、オリジナルTシャツ、帽子製作と今とはまったく別の活動をしていたようだ。
オリジナルTシャツはシルクスクリーンを主に使用し、グラフィック性の高いものを製作していた。
その後ロンドンに留学し、アンティークなどの古いものに囲まれた生活の中で「古い物の存在感」を強く感じ、その後のコンセプトに繋がったみたいだ。
帰国後もグラフィックを中心に活動していたが帽子の発注が来るようになり、古くなり経年変化して良くなる物と言う観点から歴史を感じさせる傷や、むらのある革で帽子を作るようになった。
この経年変化が現在のN/noの商品に繋がっているのだ。
さらに春夏用の帽子の素材を探していた時、絵画用カンヴァスに出会う。
この素材は帽子だけでは勿体ないと思う様になり作ったのが書類ケースだ。
そして、ブックカバー、ポーチ、トートバッグなど一気に仕上がり、いつの間にかN/noが始まった。

コンセプトは「物としての存在が確かになる」。
傷や色移りを繰り返し経年変化する事で、気が付くとオリジナルの作品になっている。
そんな変化を楽しみながら長く愛用したい。
長い時間をかけて自分だけのものにデザインしていく。
何気ない日々の生活が、いつの間にか何かを“つくる”行為に繋がっているのだ。

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