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パーツショップやネットでもよく見るようになった“京都オパール”
そもそもオパールとは非晶質といって、宝石と呼ばれる鉱物の中でも結晶構造を持っていないもの。構造はガラスと似ている。
オパールを扱っている店では、保湿のために水を入れた瓶やグラスを置くところもある。水分がなくなると濁ってヒビが入ることがあるみたいだ。
原石はカットされる前に充分天日で乾燥させ、耐えられたオパールだけをカットし指輪などの宝飾品に加工される。
なかなか手間と時間がかかるオパール加工だが、京セラは独自の宝石合成技術によって、天然オパールと同一のシリカ粒子をもとに合成オパールを完成させた。
光が当たる角度によって、見える色味が変わったりひとつひとつ若干色合いが違うのが魅力的だ。安定した色のバリエーションの多さも創作意欲が湧く。
京都オパールは染色による着色の無いもの(胡粉=天然のホワイトオパールと近似色)と染料による着色によって天然には無いさまざまな色を出せるタイプがある。
従来の京都オパール(無機及び樹脂含浸タイプ)のほかに、大きな形状や薄いシートのような材料を実現できる高分子コロイド結晶タイプ(ポリマータイプ)が開発され、アクセサリーのイメージが強かった合成オパールの可能性が広がりを見せた。
業務用ジェルネイルを販売している“KOKOIST”が、京都オパールを使用したジェル“KOKOIST Gem Gel”を販売している。
ジェルネイルのような化粧品に準じる素材向けには、無機や無染色のタイプを主に使用している。
装飾品以外にも爪に塗ることも可能なのは合成ならではだろう。
アクセサリーなどで使える京都オパールは、身近なところだと“貴和製作所”で購入できる。
こちらでもバリエーションが豊富に揃っていて、フレーク状のものなどもあるのでレジンと合わせたりと、まだまだ使用方法がありそうだ。
こうした企業の開発で、オパールなど身近に扱えるものが増え新しい商品が生まれたりするのだ。
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Auther:編集部