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東京の伝統工芸品を広めるプロジェクト“東京手仕事”とは

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2018.02.02 18:37

東京の伝統工芸品を広めるプロジェクト“東京手仕事”とは

“東京手仕事”とは“公益財団法人 東京都中小企業振興公社”が東京の伝統工芸品の魅力を国内外に発信するプロジェクト。
東京の伝統工芸品で知名度が高いのは、江戸切子くらいだろうか。
そんなにたくさんあるの?と思ってしまうが、なんと40品目が東京都の伝統工芸品として指定されている。
そんな伝統工芸品を知らない人にも、知っているけど、、という方にも日常的に使用できるものとして新たに魅力を認知してもらうキッカケになりそうなプロジェクトだ。

伝統工芸の技術を活かしながら、東京の伝統工芸の職人とデザイナーとの共同制作による商品開発を行う「商品開発プロジェクト」と国内外への販路開拓を行う「普及促進プロジェクト」の2種の支援事業がある。

「商品開発プロジェクト」
1.商品開発を希望する職人とデザイナーをそれぞれ募集
2.工房見学・マッチング
伝統工芸品の知識や理解を深めるため、デザイナーが工房見学をする。
職人とデザイナーが1対1でアイディアや意見を交換し、商品開発のパートナーを探す。
3.デザイン案の選考
毎年デザイン案にはテーマが設定され、提出されたデザイン案はアドバイザーチームによって選考され、
商品開発に進むチームが決定する。
4.商品開発
2か月に1度試作品を制作し、プレゼン等を行い改良を重ね完成を目指す。
*職人には試作経費の一部を補助、デザイナーにはデザイン料が支払われる。
5.最終選考
推進委員会が完成品の評価を行い、支援商品を決定する。
6.翌年度以降普及プロジェクトにより販売促進の支援を行う
「普及促進プロジェクト」
7. PR・プロモーション活動
年数回のイベントでの職人による実演や、製作体験などもある。
8.テストマーケティング
商業施設やセレクトショップなどに出店し動向の調査をし改良・開発に繋げる。
9.展示会出展
国内外の展示会にブースを設け出展することで認知度を高める。
国内では東京ビッグサイトで行われるIFFT(インテリアライフスタイルリビング)。
国外はミラノやパリ、フランクフルトなど様々な会場での展示を開催している。

開発に1年かけその後もお客様の声を聞きながら、より良いものに近づけていく。
応募から展示に至るまで、さらにその先と長くサポートしてもらえるとても良い環境づくりだ。
正直都内に住んでいながらも、こういった活動があることを知らなかった。
若手のデザイナーと職人が生み出す、新しい身近な伝統工芸品。
かなり時間をかけ練られた作品ばかりで、伝統工芸品の敷居が高い雰囲気をうまく崩しながらも、品がある。
職人の技を最大限に引き出しているデザイン、写真ではなく実際に肉眼で見てほしいものばかりだ。

「籐と和紙のうちわ」
よく見るうちわは放射線状の竹の骨組みだが、籐を渦巻き状にしたこのうちわは扇いだときの風が全く違う。
うちわにこれほど違いがあるとは思わなかった。とても軽く、やさしい風だ。
形状も珍しくかわいらしい。

「菊つなぎ 琥珀」
江戸切子では珍しい琥珀色単色のクリスタルに繊細な模様が描かれている。
こちらの模様が「菊つなぎ」と言い、腕の立つ職人でなければ美しいカットは難しいとされている。
器の下方の「はかま」と呼ばれる大きくカットされたところから光が取り込まれ、「菊つなぎ」がより美しく輝く。
グラスに思わず見惚れてしまう。

他にもまだまだ美しいものがある。
現在GINZA SIXの5階の東京手仕事展では前年度制作されていたものが展示販売されている。
こちらは2/25までの期間限定だが、日本橋三越の5階ではこれまでの作品などが常設で販売されている。
じわじわと地場産業が盛り上がってきているうえ、2020年には東京オリンピックがあり、
東京の伝統工芸品も今後より注目されるだろう。

「東京手仕事展」
開催場所:GINZA SIX5階 「マークスタイルトーキョー GINZA SIX店」
開催日:1/26~2/25
開催時間:10:30~20:30

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